アドリブ体操のススメ

施術を何年も続けていたとしても、もしも皆さんが諸事情で来られなくなってしまった時、自宅に持ち帰ってやりながら上達していけて、自分の健康管理ができるものを伝えたいと考えました。
高齢になっても布団の中で出来たり、いざ具合が悪い時に自宅で取り組めるものを。

また話は別になりますが、病院や治療師さんのところへ通っていても、慢性的な症状や重い症状の場合に自分でも自宅で取り組めるものがあると心持も楽になります。
そこで今回紹介する健康法が「アドリブ体操」です。

アドリブ体操とは・・・

その時の自分の身体に最も合う動きを、感覚に任せて行う体操です。即興演奏のように、自分の身体の状態に合わせて自由に行ってください。無理に効かせようとして、上手なポーズをとる必要はありません。治そうと意識する必要もありません。上手に行うのではなく、感覚を働かせて身体を感じ、本来の自分を取り戻す体操です。
とはいえ・・・これだけでは何のことやらさっぱりだと思うので、次のやり方を参考に始めてみてください。

①首・両肩・両足の付け根
 ↓
②両膝・両肘
 ↓
③両手首・両足首
 ↓
④両手の指・両足の指

①の大きい関節から順に末端にかけて関節を動かしてゆっくりとほぐしていきます。そのとき丹田呼吸をしながらじっくり行っていきます。

各関節、また特に大きい関節ほど気の流れが滞りやすいため、最初は①の関節だけでも良いので、これらの関節を、ゆっくりじっくり回したり伸ばしたり・・・自分の身体を感じながら、身体が少しずつ整うようなイメージで自分が心地よいと感じる方法で自由に行ってください。慣れてきたら自分の気持ちの良い箇所を見つけて思うままに行ってみてください。

行う時のコツは 丹田呼吸

おへそから5cmほど下にある「丹田」というツボを意識しながら、肩を落として肺を楽にして、丹田に空気を取り込むようなイメージで行う「丹田呼吸」を身体を感じながら瞑想状態で体操を行ってみてください。(寝て、イスに座って、立って、どんな体勢で行っても構いません)自分が心地よいと感じる体勢・呼吸のリズムで行ってください。

★まずは身体のことだけを感じる時間を1日5~10分でも作ってみること。自分が一生涯付き合える健康法を見つけましょう。

※アドリブ体操は、浅野信先生が考案されました。私はこの体操を研究実践しながら、体験を踏まえて皆さんが行いやすいように伝えています。

「アドリブ体操のススメ」への2件のフィードバック

  1. 助かります。
    やってみてます。
    60歳になってから、膀胱炎の治りが悪く3週間、アトピー性皮膚炎も生まれた時からあり、あちこちガタガタになり辛いです。
    浅野先生のアドリブ体操が一番と、閃いたので検索しました。
    ありがとうございます。

    1. 記事をお読みくださりありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ございません。
      体操を始めていくとだんだんと自分の体のことが分かってきて、数年後にはより気持ちよく体操ができるようになってくると思います。アトピー、膀胱炎とのことでお辛いですね。よろしければホームページのメールアドレスへご相談だけでもどうぞお寄せください。

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